学校におけるマスク着用の考え方の見直し等について

 

保護者様
 

 この度、令和5年3月17日に文部科学省より、新学期以降のマスク着用の考え方の見直し等について通知が発出されました。
 つきましては、4月以降の本校を含む区立学校の対応を下記のとおりといたしますので、ご理解とご協力の程、よろしくお願いします。


1 マスク着用の考え方の見直しについて

(1) 基本的な考え方
ア     児童・生徒および教職員については、学校教育活動に当たって、マスクの着用を求めないことを基本とします。
イ     登下校時に通勤ラッシュ時等混雑した電車やバスを利用する場合や、校外学習等において医療機関や高齢者施設等を訪問する場合など、マスクの着用が推奨される場面においては、児童・生徒および教職員についても、着用が推奨されます。
ウ     基礎疾患があるなどの様々な事情により、感染不安を抱き、マスクの着用を希望したり、健康上の理由によりマスクを着用できない児童・生徒もいることなどから、学校や教職員がマスクの着脱を強いることのないようにします。児童・生徒間でもマスクの着用の有無による差別・偏見等がないよう適切に指導を行います。
エ     学校教育活動や部活動の中で、「感染リスクが比較的高い学習活動」の実施に当たっては、活動の場面に応じて、一定の感染症対策を講じてまいります。
オ     新型コロナウイルス感染症に限らず、季節性インフルエンザ等も含め、感染症が流行している場合などには、教職員がマスクを着用するまたは児童・生徒に着用を促すこともありますが、そういった場合においても、マスクの着用を強いることのないようにします。
カ     咳やくしゃみの際には、咳エチケットを行うよう児童・生徒に指導します。

 

(2) 入学式等の学校行事の実施について
ア     入学式等の儀式的行事においても、(1)のとおり、歌唱の時等も含めてマスクの着用を求めないことを基本とします。
イ     国歌・校歌等の斉唱や合唱を行う時や、複数の児童・生徒による、いわゆる「呼びかけ」を実施する時には、適度な身体的距離を確保します。
ウ     来賓や保護者等については、着席を基本とし、座席間に触れ合わない程度の距離を確保した上で、児童・生徒数や会場の広さに応じて参列者の人数を設定することとし、感染対策上での来賓や保護者等の参加人数の制限はいたしません。運動会等の体育的行事や文化的行事についても同様に、保護者等の参加人数の制限はいたしません。
エ     儀式的行事や体育的行事、文化的行事等の学校行事については、感染対策上での実施内容の精選や時間の短縮を行わずに実施します。

 

2 給食等の食事をとる場面における対策について

(1)給食等の食事をとる場面においては、引き続き、食事の前後の手洗いを徹底するとともに、会食に当たっては、飛沫を飛ばさないように注意します。


(2)適切な換気を確保するとともに、大声での会話は控える、机を向かい合わせにしない、向かい合わせにする場合には対面の児童・生徒の間に一定の距離(1m程度)を確保する等の措置を講じ、感染症対策としての「黙食」はしません。

 

3 ご家庭での健康観察について

 新型コロナウイルス感染症のみならず、季節性インフルエンザも流行しています。ご家庭で毎朝の検温など、健康観察をしていただき、発熱や咳等の症状がある場合には、登校は控え、学校に連絡するとともに、自宅で休養してください。

 

4 個別の配慮と差別・偏見等の防止について

(1)在校児童には過日、「マスクを着けられないお友達やマスクを外せないお友達がいます」を配布し、指導しています。→ PDFはこちら


(2)様々な事情によりマスクの着用を希望する方や、健康上の理由等によりマスクを着用することが困難な方がいらっしゃいます。マスクの着脱をはじめ、ワクチン接種の有無などをめぐる、偏見や差別、いじめにつながらないよう、ご家庭でもご指導いただきますようよろしくお願いします。


(3)令和5年3月13日からマスク着用は個人の判断が基本となっています。児童・生徒の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、ご配慮をお願いします。

更新日:2023年07月26日 13:26:47